「虫歯治したし、絶対もう歯医者には行きたくない!」
長い治療から解放されたら誰だって思ってしまうと思います。
しかし、やめると大変なことに……!
虫歯の発生・進行リスクには、現在や過去の虫歯状況、食生活、細菌の侵襲状況、服薬、唾液量、内科疾患、矯正、歯磨き習慣など様々な因子があります。
この様々な因子があり虫歯になりやすく進行しやすい、つまり虫歯リスクの高い人が、治療後12ヶ月間で新たに虫歯をつくる確率は88%だとする研究結果があります。
メインテナンスのポイントは
①歯磨きは歯科医院で教えてもらうこと
治療した部分を重点的に歯科医院で歯磨きをしっかり教えてもらい、それを実施しましょう。
②歯医者さんで定期的にチェックを受けること
セルフケアでは落としきれない汚れをプロケアで落とすこと、また、お口の中の状態を把握するためにも定期的に受診しましょう。
③食生活を見直す
砂糖の入っている飲み物を毎日飲んでいる、昼ごはんと夕ごはんの間に甘い物を食べてすぐに歯磨きをしていない、、など虫歯が出来やすい食生活をしていたら、
ジュースをお茶に変える、甘い物は昼ごはんのすぐ後に食べて歯磨きをするなど、食生活を変えましょう。
せっかく高い治療費を払って治したのに、また虫歯ができたことにより後々やり直すなんてことになったら悲しいですよね。虫歯リスクをしっかり分析し、対策をしてくれる役割があるのもメインテナンスです。
お口の健康を維持するためにもメインテナンスには通ってくださいね。
(うずら歯科医院/野尻真里先生)