虫歯リスクが高い人は、お口の中の菌の種類が少ない?!

お口の中に虫歯があったり、虫歯菌が住みやすいリスクの高いお口では、色んな菌がいるイメージだと思うのですが、
実は健康な人より菌の種類は少ないのです。

 

健康な人では約113種類の菌、虫歯リスクの高い人では約94種類の菌が存在しています。

これはなぜかと言うと、虫歯菌は大量に酸を出して歯をとかしていくのですが、
これによってお口の中は酸性環境になります。

 

この酸性環境は、良い菌達にとっては住みにくい過酷な環境なのです!

すると、良い菌たちは絶滅していき、酸性環境を好む虫歯菌が生き残り、お口の中の菌の中でボスのような存在になるのですね。

そして、1度この酸性環境になると虫歯を治してもまた出来たり、虫歯が沢山出来たり、、と悪循環が続きます!

 

これを予防するには、虫歯を放置しないために歯科医院で定期検診を。
そして、環境改善のためにお家でのケアや習慣のアドバイスや、クリーニング、、など歯科医師と一緒に頑張って行くことが重要です。
(Y.Li,Y.Ge,D.Raxena…Genetic Profiling of the Oral Microbia Associated with Severe Early-Childhood Caries)

 

(うずら歯科医院/野尻真里先生)