歯がなくなってもインプラントにしたらいいんじゃないの?
答えは△×です!
たしかにインプラントは第2の永久歯と言われています。
無くなった歯を無いままにしておくよりはブリッジやインプラントをした方が良いのかなと思います。
しかし、インプラントには歯にあるはずの“歯根膜”がありません。
“歯根膜”とは、歯と骨をつなぐハンモックのようなものです。
噛むとクッションみたいに上下に動くので、骨に衝撃がダイレクトにいきません。
また、噛んだ時の微妙な歯ごたえを感じていて刺激を脳に伝えています。
硬いものは強く、柔らかい物は優しく、異物はおかしい!と自然に反応出来るのも“歯根膜”さんのおかげなのです。
インプラントにはこの働きがないので、やっぱり本物の歯と同じようにとはいきません。
なるべく自分の歯は残すように努力するに越したことはないですね!
(うずら歯科医院/野尻真里先生)