「子供の歯が生えてきた!!
どうケアしてあげたらいいの?フッ素は良くない?」
という質問をよく頂きます。
まず、フッ素は、歯が生えてきてから、14歳すぎくらいまでは定期的に継続して塗ってほしいです!フッ素塗布は、1歳6ヶ月検診の紙にも書いてあるくらい大切です。
子どもの歯、生えたての大人の歯はとっても脆くて虫歯になりやすいのです。
フッ素は虫歯予防にとても効果的で、
①虫歯に負けないように歯質を強くする
②虫歯菌が歯を溶かすために出す酸への耐性を強くする
③虫歯菌が酸を出すのを抑える
という働きがあります。フッ素の効果は、様々な実験でも証明されているため用法用量を守って是非毎日の歯磨きで使用してください。フッ素は使い続けることで、生まれ持った歯の結晶をより、強い歯の結晶に変える性質を持っています。
また、プラークと呼ばれる細菌の塊が、酸を出して歯を溶かして虫歯が出来るのですが、
フッ素はプラークの中に隠れていて酸を出して歯が溶け始めたら、それを固めようとしてくれるんです!! フッ素は抗菌作用もあります。ただ、大量にゴックンするのも良くないので私のオススメのケアを紹介します。 オススメは、泡で出てくるフッ素です。
泡タイプは子供でもフッ素濃度が、1,000ppmで大丈夫なのですが、
泡じゃない歯磨き粉を使う時は、500ppm以下のものを選んで下さい。
歯をガーゼで拭いて汚れを取ったら、フッ素を少量をガーゼにのせ、生えてきた歯に塗ってあげてください。たっぷり塗らなくても少量でフッ素は効果があるため、大丈夫ですよ。
(うずら歯科医院/野尻真里先生)