歯周病が早産や低体重児出産リスクになる

実は、歯周病は高齢出産やタバコ、アルコールよりも、リスクを高めるとのことです!
重度歯周病のままだと、3.57倍リスクが高まるとも言われています。

これはなぜでしょうか?

 

妊娠末期に子宮がやわらかくなるように身体は色んな物質を出します。
なんと、その物質、歯周病が出す物質とそっくりなのです!

なので、子宮がやわらかくなり早く赤ちゃんが出てきてしまうのです。

 

実際に、早産、低体重児出産リスクのある患者さんの胎盤組織や羊水から
歯周病菌が発見されています。

 

妊婦さんはつわりもあり、かなり歯磨きがしにくいと思います。
まずは、妊娠前から、オーラルケアを頑張って日頃からお口の中を清潔に保ってください。
そして妊娠中は、出来る時に出来る範囲で歯磨きを頑張れば、大丈夫です。

 

歯周病は1日2日で出来るわけではありません。
妊娠前から菌や、菌の餌になるプラークを減らしておくことは大切です。
妊活中、または妊娠中の方は歯磨き頑張ってくださいね。

 

(うずら歯科医院/野尻真里先生)